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INTERVIEW

お客様インタビュー(YJFX様)

お客様事例 「ワイジェイFX株式会社様」

ワイジェイFX株式会社様

ワイジェイFX株式会社様

弊社では、発注側の立場で「ITプロジェクトの全工程をノウハウ化」しています。このノウハウをもとに、プロジェクト評価をご支援しました。表面的な指摘ではなく、豊富な現場経験に裏打ちされた「実効性のある改善施策」だった、と振り返っています。
ワイジェイFX株式会社北山様

ワイジェイFX株式会社

内部監査室 室長

北山信宏様

ワイジェイFX株式会社北山様

ワイジェイFX株式会社

内部監査室

柴田繁様

まずは、御社(ワイジェイFX様)の事業展開を教えてください

北山様

北山様 : 当社はこれまでFX(外国為替証拠金取引)を主体にサービスを展開してきましたが、お客さまの資産形成に資する金融サービスをもっと提供したいという強い思いのもと、2018年1月より新たに投資信託の販売を開始しました。

医療技術の向上や少子高齢化によって社会保障費が急激に増大していく中、いわゆる「長生きリスク」がこの国の喫緊の課題になっています。

我々はお客さまの生活設計・資産形成の一助となるべく、誰でも抵抗感なく投資ができる形で投信事業を推進するとともに、新しいサービスアイデアとIT技術を融合させ、今までにない当社独自のサービスをお客様にお届けしたいと考えています。

内部監査室の役割を教えてください

柴田様

柴田様 : 我々内部監査室は、今回お願いしたシステム監査に加えて、業務監査を実施しており、監査を通じて様々な改善提案をすることによって、経営目標の達成に寄与することが役割だと認識しています。

また、経営目標の達成に寄与することが第一の目的ですから、当社にとって重要なリスクがどこにあるか、そのリスクはどの様な性質があってどう変化していくのか、といったことに常に神経を傾けています。

今回のITプロジェクト監査に至った背景を教えてください

北山様 : 弊社はネット証券ですので、我々が提供しているサービスの価値をお客様にどこまで届けられるかは、ITが全てといっても過言ではありません。

一方で、ここ数年当社では大規模なITプロジェクトをしていなかったこともあり、直近のプロジェクトでは社内や開発ベンダーとの調整でリリースが遅れたり、コストコントロールが十分に効いていなかったり、経営目標の達成という観点からも大きな課題となっていました。
このような現状や課題について経営者と共有し、ITプロジェクトに関する監査を実施することになりました。

外部の専門家に協力依頼する場合、監査法人やITコンサルなど選択肢があったと思いますが、弊社(インフィニットコンサルティング、以下IFCと略す)を選んだ経緯を教えてください

北山様 : ITプロジェクト監査を実施するには、システムリスク管理に関する体系的な知識のみならず、プロジェクトマネジメントの現場経験や現場感覚も必要だと感じていました。
これまでは、「IT監査は監査法人さんに!」といった感じで、あまり考えずに大手の監査法人に監査業務を依頼していたのですが、ご提案いただいた改善提案があまり現場に浸透せず、結局「IT監査をやりました!」という実績だけが残ったというケースが多々ありました。

そこで今回は、自分の心の中では思い切って「IT監査の実績よりも、現場経験や現場感覚をお持ちの方に当社の現状を見てもらいたい」、欲を言えば「我々に親身になってくれる方にお願いしたい」と考えていました。
いくつかの候補先に対してインタビューさせていただき、厳しい選考を経た上で、最後は自分の直感を信じてIFCさんに決めました。

今回の監査で苦労した点や工夫した点を教えてください

北山様 : IFCのチームメンバーはきっと苦労されたかと思いますが、我々はIFCさんからITプロジェクトの成功に必要な観点を学ぶことが多く、むしろ楽しく監査ができました。 工夫した点があるとすれば、社内のシステム部門の状況を理解しつつ、彼らと「共感」しながら監査をしていこうと心掛けたくらいです。
柴田様 : 今回の監査では、1プロジェクトの全フェーズに対しての監査ではなく、複数の大規模プロジェクトの特定フェーズに注力して実施することとしました。
複数プロジェクトのそれぞれ特色が出た成果物となっており、成果物の確認に苦労しました。

今回の監査で良かった点を教えてください

北山様 : 当社においてITプロジェクトを成功させるための課題が明確になったことです。
現場を知りつくしているIFCさんから、実体験をベースにした現場目線での改善を提案して貰えたことが大きかったと感じています。
今後ご提案いただいた内容をさらにブラッシュアップして、今回の監査が当社にとってとても意味のあるものであったと、後で自信を持って言えるようにしたいです。
柴田様 : 複数プロジェクトの特定フェーズに注力したことで、監査対象とした範囲の課題が明確になったことです。
また、現場で活躍されているIFCさんに依頼したことで、経験をベースにした現場目線での改善を提案して貰えたと感じています。

今回の監査を踏まえて、どのような改善・改革を目指しますか?

北山様 : 詳しくはここで言えませんが、まずは誰がアサインされても、ITプロジェクトの各フェーズで品質を一定基準以上にしていきたいと考えています。
また、IT部門でのベストプラクティスや改善課題を関係者に共有される仕組みを作り、ITプロジェクトの成功確率を徐々に高めていきたいと考えています。

御社(ワイジェイFX様)にとって、システム開発は何を重視されていますでしょうか?

北山様 : お客様の大切な資産をお預かりしている当社では、「システムの安全性」をもっとも重視しています。
一方で、お客様にもっとも優れたサービスを提供するためには、安全運転だけを心掛けていたら、お客様の嗜好の変化や新しいIT技術に遅れをとってしまう可能性があります。
一言では難しいですが、金融機関として「品質」は言わずもがな、経営目標の効果的な達成という観点で「スピードも重要!」という感じです。

今後の御社および内部監査室の展望を教えてください

北山様 : 冒頭でお話ししたように、当社はお客さまの生活設計・資産形成の一助となるよう、新しいサービスアイデアとIT技術を融合させ、今までにない当社独自のサービスをお客様にお届けしたいと考えています。
そのために我々内部監査室では、その戦略に向けたプロセスが正しい方向に向かっているかどうか常に注意を払い、現場に必要となる助言をしていきたいと考えています。

その他、コメントがあればお願いします

北山様 : 今回、IFCさんに協力を依頼してとても良かったですし、私の眼力がまだ衰えていないことに自信を持つことができました(笑)。
「事件は現場で起こっている!」ではないですが、現場目線で常に考えてくれたため、システム部門としても発見事項への改善提案が受け入れやすかったのではないかと感じています。
私どもとしては、当初の監査目標をきちんと達成することができて、IFCさんには大変感謝しています。

お客様事例 「ワイジェイFX株式会社様」

左からIFC伊藤、YJFX柴田様、北山様、岡島様、IFC田村、IFC下村